かなたの雑感記録(転職•不妊治療を経て一児の母になりました)

長時間労働と訣別するために転職。6年間の不妊治療を経て一児の母になったアラサー女子の雑観記録。

本当に辛かったのは仕事?妊活?「対処できなことを抱えていると、どんどん辛くなる」という言葉

今回のテーマは妊活についてです。

 

適応障害と診断されて

数か月前から休職をしています。

 

先日受けたカウンセリングで

カウンセラーの先生に言われたある言葉をきっかけに

妊活について考えさせられることがあったので

自分の考えを記録します。

 

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その言葉は、

「悩みや不安を『主観』で捉えていると対処ができないです

対処ができないことを抱えていると、どんどん辛くなるから

悩みや不安は『事実』で捉えなおすようにした方がいいですよ

そうすれば対処が考えられて楽になるはずです」

というものです。

 

カウンセラーの先生に言われるまでもなく

「悩みの原因となっている事実を列挙して

1つずつ落ち着いて対策を練ればいいじゃないか」というのは

休職する前から分かっていました。

 

そして実際に

悩みの原因となっている事実を

何度もノートに書きだそうとしました。

 

でも

仕事に対する不満はどれも

 

・私の気持ちの問題(主観)

or

・対処できる問題(事実)

ばかりでした。

 

だから悲観する必要はないと

”頭では”思っていました。

 

でも、

”心では”悲観していました。

 

理由はよく分からないけれど

なぜだか

どんどん苦しく辛くなりました。

 

仕事で評価されても全然嬉しくありませんでした。

嬉しくないことに気づいて

仕事を頑張っている自分がどんどん嫌になりました。

 

そしたら

“身体が”おかしくなってきました。

眠れなくなったり、息が詰まったり

えずきや、涙が止まらなくなりました。

 

昔いた部署の方が

もっとずっと

明確に言語化できる

「嫌な事」がたくさんありました。

 

今の部署での仕事は

“頭では”嫌じゃなかったのに

“心では”嫌でした。

 

自分でも何が嫌なのかよく分かりませんでした。

 

でも

 

カウンセラーの先生の

対処ができないことを抱えていると、どんどん辛くなる

という言葉を聞いて

 

実は

「対処ができないこと」って

仕事じゃなくて妊活のことだったのかも………

ふと気が付きました。

 

私はもともと

仕事に熱中するタイプだし

自ら責任を果たすためには

残業も出張もすすんで引き受けるタイプでした。

 

でも

 

そういう働き方をしているから

妊娠できないんじゃないかと

家族から言われてしまうこと

 

それが本当は辛かったのです。

 

仕事を頑張れば頑張るほど

自己嫌悪に陥ってしまうという

悪循環にはまってしまっていました。

 

でもいざ

休職してみて

今月の生理がきたときに

 

規則正しい生活やバランスのとれた食事をしていても

100%子供を授かれる訳ではないんだと

痛感しました。

 

そして

妊活のための努力はもちろんしたいけれど

「子供を授かること」だけを目的に日々を過ごすのは

ちょっと違うのではないかと

そう感じました。

 

子供を授かるには

もちろん

努力も必要で

「やった方がいいこと」は、いろいろあります。

 

でも極論

子供を授かることは「対処ができないこと」であり

だから「どんどん辛くなる」のだと気が付きました。

 

 

規則正しい生活…

バランスのとれた食事…

明確な不妊の原因が見つかれば

治療をしたり…

ステップアップに踏み切ったり…

 

でも

AとBとCをやれば必ず授かるというものではない。

 

1の努力で、10人授かる人もいれば

10000の努力で、1人も授からない人もいるのが

妊活の現実です。

 

努力と成果が比例する仕事とは違う。

子供を授かることこそ究極の「対処ができないこと」だと思いました。

 

仕事を辞めたら授かった人もいるけれど

再就職したら授かった人もいます。

 

ステップアップしてもダメだったけれど

タイミング法に戻したら授かったという人もいます。

 

本当に「授かりもの」だから

努力に比例して成果がでるものじゃありません。

 

だから

カウンセラーの先生が言っていた

「対処ができないことを抱えていると、どんどん辛くなる」

というのは

まさに妊活に当てはまるのではないかと

そう思いました。

 

そこでもう一度

カウンセラーの先生の話を思い出しました。

 

「悩みや不安は『事実』で捉えなおすようにした方がいいですよ

そうすれば対処が考えられて楽になるはずです

というアドバイスを妊活に当てはめるなら

 

妊活も

対処が考えられたら楽になれるのかもしれません

 

仕事と同じように

自分なりのアクションプランを立てて

それを実行できていたら◎とする。あとは悩まない。

 

「やることはやったんだ」

と自分で思えること

自分自身が後悔しないことが大切で

 

その結果、授からなかったとしても

それは

「対処できないこと」であり

悩んでも意味のないことだと思いました。

 

むしろ

その運命を受け入れることが

次にやるべきことなんだと思いました。

 

だからまずは

 

後から振り返ったときに

「やることはやったんだ」と後悔しないために

「やっておきたいこと」が具体的に何なのかを

夫婦で話し合って

具体的なアクションプランに落とし込もうと思いました。

 

そしてたぶん

後悔しないために「やっておきたいこと」の中には

妊活だけでなく、

子供ができなかった場合の人生の生きがいに成り得る何か(仕事など)も

含まれると思いました。

(子育てを生きがいにしたかったのに、結局、何もできなかった…と

ならないために。)

 

具体的なアクションプランさえ決まれば

あとは

それを粛々とこなしていけばいい。

 

その先で仮に

子供を授からなかったとしても

「やることはやったんだ」と思える自分がいれば

それでいいと思いました。

 

<結論>

妊活のゴールを「子供を授かること」にしない。

 

「子供を授かること」は究極的に「対処できないこと」だから

自分がどんどん辛くなってしまう。

 

だから

妊活のゴールは

「仮に子供を授かれなかったとしても後悔しないと思える

アクションプランを立てて、それを粛々と実行し切ること」にする。

 

そうすれば、妊活が「対処できること」になって辛さが軽減できる。(はず…)