かなたの雑感記録(転職•不妊治療を経て一児の母になりました)

長時間労働と訣別するために転職。6年間の不妊治療を経て一児の母になったアラサー女子の雑観記録。

子供の頃の記憶と人工授精

今回のテーマは人工授精についてです。

 

こんにちは。妊活中のかなたです。

 

最近

人工授精について考えていたときに

ふと

小学校3年生のときに受けた

性教育の授業のことを思い出しました。

 

保健室に

クラス全員が集まって

赤ちゃんがどのようにして誕生するのかを

勉強しました。

 

まず

男性の性器の断面図のイラストを示されて

ここで精子が作られます。

 

というようなことを習いました。

 

次に

女性の性器の断面図のイラストを示されて

ここで卵子が作られて

ここで卵子精子が出会います。

 

というようなことを習いました。

 

そのあと

NHKの教育テレビでありそうな

精子卵子

受精する瞬間の映像や

その受精卵が

細胞分裂を繰り返して

エイリアンみたいな姿になり

やがて

人間の赤ちゃんの姿になっていく

映像を見ました。

 

その日はそれで授業が終わり

帰り道で

「結局、どうやってお父さんの精子

お母さんのお腹の中にやってくるのかって

ことは教えてもらえなかったな」

と考えながら

悶々と

その方法について考えを

巡らせました。

 

直接、受け渡す方法(性行為)を一瞬考えて

「イヤイヤ!それはないっしょ!」

想像してしまった父と母の姿を掻き消して

「きっと何か器具を使うんじゃないかな」

と考え直しました。

 

病院で

お医者さんが

チューブのようなものを使って

人工的に

お父さんの精子をお母さんのお腹の中に

入れる

手術のような様子を想像しました。

 

この想像の方が

何というか

まだ受け入れられる様子だったので

「きっとこんな感じなんだろうな」

と下校しながら

一人で想像していました。

 

しかし

自宅のアパートのゴミ置場に

到着したあたりで

 

「今のように病院やチューブが

存在しなかった昔は

どうしていたのだろう?」

 

という新たな疑問が

湧いてきました。

 

一番肝心なところを

学校の先生が教えてくれなかったことに

不満と疑問を持ちながら

しばらく家に入らずに

ゴミ捨て場のところで

地面を睨みながら

その答えを見つけるべく

悶々と考えていました。

 

 

しかし、

いくら考えてみても

一人では答えを出せそうになかったので

意を決して

ゴミ捨て場を後にし

家の中に入って

お母さんに、この疑問をぶつけました。

 

そしたら確か

お母さんか困った様子で

お茶を濁すような回答をしたような

記憶があります。

 

その様子をみて

「はっきりと教えられないようなことを

きっとしたんだな…」

と直感的に悟り

それ以上、追求するのを止めました。

 

そして

やっぱり

一番最初に想像した

直接受け渡す方法(性行為)を

やったのだと

直感的に感じ取り

そんな変な行為をする

両親を想像するのも

受け入れるのも嫌になって

結局

それ以上

考えるのを止めました。

 

その日のことは

今でも鮮明に覚えているのですが

最近まで

すっかり忘れていました。

 

ただ、

今になって

人工授精という不妊治療に

挑戦するにあたって

この小3の日に

両親の性行為を受け入れられなかった私が

勝手に想像した

病院でお医者さんがチューブで

2人の体を繋いで精子を受け渡す…

という想像が

人工授精のやり方に

どこか少し

似ているな……と思い

懐かしくなりました。

 

あれから20年後に

(チューブは使いませんが)

病院でお医者さんが

人工的に旦那さんの精子

私のお腹の中に入れる日が来るとは……

なんだか不思議な感覚になりました。