かなたの雑感記録(転職•不妊治療を経て一児の母になりました)

長時間労働と訣別するために転職。6年間の不妊治療を経て一児の母になったアラサー女子の雑観記録。

湊かなえ祭は続く……

今回のテーマは読書です。

こんにちは。かなたです。

 

家にいても暇なので

相変わらず本を読んでいます。

 

この3日間で2冊読みました。

どちらも湊かなえです。

 

「母性」と

「花の鎖」です。

 

まず「母性」ですが…

正直、私にはちょっと理解が難しかったです。

 

湊さんお得意の

主観のすれ違い描写は相変わらずで

それは、まぁ面白かったのですが

最後にスカっと謎が解ける訳でもなく

どちらかというと

作者の個人的な想いというか

メッセージを込めた小説なのかな、と

解釈しました。

 

母性を持たない母親と

そんな母親に育てられてられた娘のお話でした。

 

作者には

母と娘をテーマに

伝えたいことがあるんだろう、と思います。

 

ただ、ひとつ思ったのは

母親に愛されていないと感じながら

育ってしまった人がいるとして

その人が

自分に非があるからだと

自分を責めているなら

この本を読んで

救われるかもしれません。

 

残念ながら

子を持っても

母性が芽生えない女性は存在して

それは

決して子供のせいではない、と

作者は言っているような気がしたからです。

 

この本を読んで

自分に非があって

母親から愛されなかった

という

思い込みから解放される人が

いるんじゃないかと

勝手に想像しています。

 

さて

次に読んだのは「花の鎖」です。

これは、湊かなえにしては珍しく

読後スッキリできるお話でした。

 

3人の女性の

一見すると無関係に見えるストーリーが

順番に繰り返される構成でした。

 

途中

あまりにも関係ない

3人の話が繰り返されるので

頭が混乱してきて

紙に登場人物の名前をメモして整理しました。

 

そうして頭が整理されてしまうと

中盤あたりで

私は

この3人の関係性が分かってしまいました。

 

オチは分かってしまいましたが

それでも

最後まで一気に読み進めることができたので

とても面白かったです。

 

湊かなえの作品は

最後に謎解きがある前提で読んでいるので

謎解きのために散りばめられた伏線に

予め気付いちゃうんですよね。

 

まあ

それを探しながら読むのが楽しいのですが。

 

次はどうしようかな、と悩んでいます。

本を読むのに疲れてきたので

次は映画をみようかな、と

思ったりしています。

 

本当はそろそろ働きたいですが…。

妊活優先なので

大人しくしています…。

 

専業主婦に飽きてきたのかもしれません…。