かなたの雑感記録(転職•不妊治療を経て一児の母になりました)

長時間労働と訣別するために転職。6年間の不妊治療を経て一児の母になったアラサー女子の雑観記録。

古今東西

今回のテーマは不妊についてです。

こんにちは。かなたです。

 

日本の現代のドラマや漫画では

「高校生の妊娠!ガーン!」

というエピソードはよく見かけますが

不妊症!ガーン!」

というエピソードはあまり見かけません。

 

だからこそ

深田恭子主演のドラマ

「隣の家族は青く見える」は

珍しいテーマを扱ったドラマということで

少し話題になっていましたね。

 

でも

不妊症」自体は

古今東西

繰り返されてきたことなんだなぁ…と

最近よく思います。

 

アメリカのドラマを最近よく見るのですが

何シーズンも続く日常系の人気ドラマは

ネタ切れになってくると

・クリスマスエピソード

・感謝祭エピソード

に加えて

不妊エピソード

が登場する気がします。

 

「フレンズ」

デスパレートな妻たち

Sex and the City

などなど…

 

あと最近見たディズニー映画

カールじいさんの空飛ぶ家」でも

初っ端から不妊の描写がありましたね。

 

日本に暮らしていると

自分が経験するまで

不妊症」というものを

意識することがほとんどありませんでしたが

アメリカでは

ドラマや映画の定番ネタのようなので

日本で暮らすよりも

意識することが多かったりするのかな、と

思ったりしました。

 

あと

大河ドラマの「西郷どん」で

西郷隆盛の三番目の奥さん

子宝に恵まれずに

前の旦那さんに

離縁されてしまったという描写がありましたが

日本でも「お世継ぎ問題」の文脈では

不妊症の描写はよくあるかもな、と

思いました。

 

いずれにしても

不妊症」の悩みというのは

いつの時代にも世界中に存在する

かなりメジャーな「不幸」なんだなぁ…と

最近しみじみよく思います。

 

江戸時代にもあったし

戦国時代にもあったし

平安時代にもあったし

たぶん

弥生時代にも

縄文時代にも

そのずっとずっと前にも

「悲しいこと」として「不妊症」は

あり続けたんだろうなぁ…と。

 

でも

そう考えてみると

同じ「不妊症」になるにしても

今の時代の日本の一般家庭で

不妊症」になれたというのは

ある意味ラッキーなのかな、と

思ったりもします。

 

今の日本では

あえて結婚しないことも

あえて子供を作らないことも

尊重すべき!

と言われている時代だからです。

 

これがもし

自分の祖母の時代だったら

女性は家で家事・育児をするものという

社会規範に縛られていた訳で

なかなか子宝に恵まれなければ

今の私よりもっとずっと

肩身の狭い思いをしたんだろうな、と

怖くなります。

 

それこそ

不妊症なんて

姑による嫁いびりの

格好のネタですよ。

あぁ、怖い…。

 

今では

お姑さんと一緒には暮らさないし

そもそも

子宝に恵まれない私にも優しいし

期待はしていると思うけど

あえて話題に出さないように

気遣ってくれるし

そういう意味では

めちゃくちゃ恵まれています。

 

そこまで考えて

今の時代の日本人で

一番辛い不妊症を経験したのって

皇太子妃の雅子さまなんじゃないかな、と

ふと思い至りました。

 

結婚後8年近く子宝に恵まれず

やっと生まれた子供も女の子で…となると

プレッシャーも相当なものだったと思うし

雅子さまの気持ちを想像しただけで

自分が病みそうだな、と思います。

 

努力で何とかなる問題でもないし

本当に大変だったんだろうなぁ…と思います。

 

実際に

不妊症との因果関係は不明ですが

雅子さま適応障害だったそうだし

そりゃそうだよな、と思いました。

 

悠仁さまが生まれる前は

本当に雅子さま男児を生まないと

二千年以上の皇室の歴史が

途絶えてしまう危機だった訳で

本当に本当にプレッシャーが

辛かっただろうと思います。

 

悠仁さまが生まれて

ほんとに良かったですね…。

 

古今東西で繰り返されてきた不妊症。

 

今の自分は

悲しいけど恵まれている方だな、と

思う今日この頃でした。